新入社員研修の内容を徹底的にご紹介!
今回の記事では、白岩工業の新入社員研修についてご紹介していきます!
白岩工業では4月の入社から現場配属までの間、およそ2ヶ月半にわたって新入社員研修を実施しています。
新入社員研修の目的とその内容について詳しくご紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください!
新入社員研修の目的
白岩工業では、新入社員に対してスキルや感性を持った「自ら考え実行し実現できる社員・素直で柔軟な人材」になって欲しいと考えています。そのため新入社員研修もスキルと感性の二つの面を育てることのできるような内容で実施しています。
まず一つ目の内容は現場で必要になるスキルや社会人として当たり前のマナーについて。
既に内定者フォローの段階で業界や会社、社会人マナーについての教育はある程度済ませているので、新入社員研修では現場での作業内容や、必要となるスキルや資格の取得といった実務的な内容になります。新入社員が現場に出たときに本人、受け入れ先が困ることがないようなレベルにまで育て上げる目的があります。
もう一つの内容は感性や人間性についての研修です。私たちは人間が仕事で成長していくためには単にスキルを身に付けるだけではなく、それに加え感性・人間性を磨くことも必要であると考えています。感性・人間性とは、例えば仕事へのやりがいや周囲への思いやりのことを指し、これらを持つことでなお一層の成長を人は遂げることができると考えています。そのためにはまず人として当たり前の「挨拶・感謝・笑顔」を徹底させ、感性の面の教育も行っています。
また、新入社員研修には新入社員と既存社員のコミュニケーションを取る目的もあります。研修は各部署(土木部・安全環境部・人事部)が連携して行っているため新入社員は研修中に多くの部署や社員と接します。各部署に対する知識を得ることが出来たり、先輩社員とコミュニケーションを取ることができる良い機会になりますね。会社側にとっても、各部署の社員が新入社員と関わることで新入社員がどのくらいのレベルかを把握し3つの部署間で配属先を相談して決めることができます。
白岩工業は今後、「採用と教育で日本一のサブコン」を目指していきます。採用とは求職者と会社が最初に出会う場面であり、数ある会社の中から白岩工業を選んでもらうために力を入れて取り組んでいかなければいけません。さらに、教育とは永続的に組織が成り立つために、また年を追うごとに組織としてのクオリティをあげていくために大切です。
だからこそまずは採用に力を入れ、入社が決まったら教育の段階へ。まずは内定者フォロー(=内定者教育)から始まり、入社後も二カ月半にわたり新入社研修を行います。
会社が本気で「採用と教育で日本一のサブコンを目指す」ことに取り組んでいることを新入社員にも感じ取ってもらい、また、同じような熱量で研修に取り組んで欲しいと考えています。
白岩工業の新入社員研修
『新入社員研修』全体を通じて
人から教わったものに対して何を感じたのか・理解したのかを相手に提示するのは当たり前のことであるという考えから、研修中は毎日400字程度のレポートを作成していただきます。また、会社側もレポートを通じて新入社員へ研修内容のフィードバックを行うことができます。
入社式
白岩工業は「社員が家族に誇れる会社、家族が社会に誇れる会社」を目指し、社員とその家族を大切にしています。今後10年以上にわたり共に働く仲間が新たに入社したときには「ここまでやってもらえるんだ」と感じてもらえるように最大限歓迎の意をお伝えしています。例えば会社のエントランスや式会場に綺麗な花を飾ったり、入社式の様子をアルバムにして本人とそのご家族にお渡ししたりしています。
新入社員の皆さんはこの日を境に社会人になります。白岩工業で働いていくことへ対する心構えや責任感を持ってもらうとともに、また、白岩工業にいれば自分自身も大きく成長できると思っていただきたいです。
【今年の入社式ではエントランスに大きな桜を飾りました!】
新入社員ガイダンス
改めて歓迎の意を伝えるとともに、なぜ白岩工業が入社式に力を入れているのか、新入社員に対して今後の成長や期待することについて話しています。
役員訓話(社長・会長)
会長
会長より歓迎の挨拶をいただきます。また白岩工業の創業者としての思いや、半世紀以上にわたり会社を経営してきた観点から、新入社員に期待することや今後の会社の展望などについてお話しいただきます。
【会長より新入社員歓迎のご挨拶】
社長
2020年9月に社長に就任し、これからの白岩工業を背負っていく立場として、今後会社の目指すべき姿などについてお話しされます。会社がさらなる成長を遂げ、目標を達成するためには若手の力が必要になります。これから共に働き、会社を作っていくことになる新入社員に対し、歓迎の意を伝えるとともに今後の成長や若手に期待することなどについてお話しいただきます。
役員訓話(管理本部・土木部・安全環境部・営業部)
それぞれの部署の役員より、部署の説明や今後の方針などについての説明があります。また、各部署が連携して社員の教育に力を入れて取り組んでいるので、部署ごとに新入社員に対してどんな人材になって欲しいか、そのためにこれからどんな研修を行い、何を学んで欲しいのかといった話もあります。
白岩グループ会社概要説明
白岩工業と白岩物産の概要について、内定者フォローですでに話したことの振り返りを含め、従業員数・売上などといった事務的な内容についてもこの機会に説明しています。
新入社員研修版マナー講座
大手金融機関が開催する外部研修を受講していただきます。
基礎講座は内定者フォロー時に行っているので、基礎を踏まえた、より内容の深いもなっています。マナーは社会人に必要なものなので、必ず実践しましょう。
土木部研修
冒頭部分の新入社員研修の目的において述べたように、白岩工業では新入社員に対し「自ら考え実行し実現できる社員・素直で柔軟な人材」になって欲しいと考えています。
その達成のために、土木部研修ではまず以下の5つの目標を設定しています。
- 仕事の流れを覚える
- 指示待ちからの脱却を図る
- 同じミスをしない
- コミュニケーションを図る
- 職人の仕事を理解する
これら5つは、土木の仕事への理解(現場で必要な知識・スキルの面)と仕事への考え方や姿勢(感性の面)両方の成長にとって必要な目標となっており、この目標に沿って研修内容が組まれています。
それでは、土木部研修の具体的な内容についてご紹介していきます。
まず初めに、鉄道工事・躯体工事・シールド工事などといった白岩工業が請け負っている工事の概要について説明します。また、建設業の仕事は建設物や鉄道など後の世代に残るものを作る仕事、言い換えれば「地図に残る仕事」です。新入社員と一緒に、実際に地図を通じて白岩工業が携わってきた工事を見てみることで、いかに白岩工業が社会性の高い仕事をしているのかがわかります。
今までの白岩工業の実績を知ってもらうとともに、これから自分もその一員として社会に貢献できる仕事に携わることへの自覚をもってもらう目的があります。現場で必要になる知識としては、道具の名前や業界特有の言い回しなどの説明もあります。
また、様々な問題を解いて「考え方」を学ぶ研修もあります。この研修で目的としていることは、単に問題を解いて正解を出すことではなく、与えられた問題に対して自分なりに考えたり調べたり、人に聞くなどして答えを導き出すことです。まだ新入社員ですから、わからないことが沢山あるのは当たり前です。新入社員の皆さんには無知や失敗を悪と捉えずに、まずは自分から行動を起こして質問をしたり、挑戦をする姿勢や考え方を身に着けていって欲しいと考えています。
総務部研修/1年目研修
社内的マナーや社内書類の書き方、メールの送り方などについての研修を行います。
1年目今後の成長研修
この研修では新入社員に対して、白岩工業の会社方針とそこから導き出された求める人物像について説き、そのような人材になるためには今後どのような姿勢で学び成長していくべきかについて話します。
この記事内で何度かお伝えしていますが、白岩工業の求める人物像とは「自ら考え実行し実現できる社員・素直で柔軟な人材」であり、このような人材こそ白岩工業にとって「優秀な人材」と位置付けることができます。
世の中において「あの人は優秀な人材だ」という言葉を聞くことがありますが、実際には「優秀な人材」の定義は会社ごとに違います。もちろん世間一般的に優秀と言われている以上、その人物が他者よりも秀でているのは確かです。しかし、自分が所属する会社にとって「優秀な人材」となるためにはその会社の方針に共感し行動していくことが大切になります。会社の方針、すなわち求める人物像となる事への道のりは長く、とても大変です。世の中で転職が嫌われてしまう理由もここにあり、転職を繰り返す人=会社方針、求める人物像となることを諦めてしまった人といった印象を受けてしまうからです。
新入社員の皆さんには一年目成長研修を通じて、自分たちはどのような人材になるべきかを理解し、自らの成長のために日々研修やその先の業務にも励んでいって欲しいです。
○『資格/特別教育関連』
現場で必要になる資格を外部研修や社内研修で取得します。
●特別・安全教育
- ・足場組立
- ・粉じん
- ・熱中症管理者
- ・自由研削砥石
- ・丸のこ
- ・振動工具
※フルハーネス安全帯と低圧電気取扱については1ヶ月強の外部研修にてまとめて取得
●技能講習
- ・酸素欠乏作業責任者
- ・玉掛け講習
営業所・事業所見学
千葉営業所・神奈川営業所・成田事業所の見学に行きます。
本配属は6月下旬ごろとなり、施工管理職は千葉または神奈川営業所の所属、成田空港保守管理職は成田事業所の配属となります。
本配属に先立ち各営業所、事業所を見学し所長に挨拶したり、各営業所の特色や受け持つ工事についての説明を受けます。また、施工管理職・保守管理職が互いの仕事内容について理解する目的もあります。
営業所以外にも、稼働している現場のへ見学も行います。内定者フォローの際にも現場見学会は実施していますが、その際の目的は「施工管理という仕事へのイメージを持ってもらう」ことでした。入社後に行う現場見学ではさらに具体的な工事内容、社員の仕事や日々注意していることなどについて教えてもらいます。初めて現場見学へ行った時に比べ土木・建築の知識が少しついた状態で現場見学に行くとまた違った発見があるのではないでしょうか。
外部専門研修
外部の研修施設にて27日間にわたり技能専門教育を実施します。
白岩工業の施工管理職として大切な土木・建築に関する知識について社内研修よりもさらに専門的に学んでもらいます。
技能専門講習で学んだことは現場に出たときに必要な知識ですが、全てがすぐに役立つ、というわけではありません。日々業務をこなし経験を積んでいくうちに「あの時研修で学んだのはこういうことか!」と研修内容を業務の中で追体験し、身に付いていくこともあります。
この外部研修が終了した後、本社にて振り返りとまとめ発表を行います。
鹿島建設㈱での安全研修
お得意先様である鹿島建設㈱様に施工管理職において重要な要素である安全についての研修をお願いし、実施しています。
白岩工業の考える安全への意識ではなく、お得意先様=ゼネコン目線からサブコンに求める安全について教えていただきます。
この研修は現場に出る直前に行うので、実際に現場に出たときに研修内容を思い出しより安全について意識し注意を払うことができると考えています。また研修を通じて自分たちが元請から何を求められているか・期待されているかを知ることでやるべき事が明確になり、モチベーションアップにもつながります。
経営理念・会社方針研修
白岩工業では社員の経営理念と会社方針への理解・共感が今後の会社の発展にとって大切なものであるという考えから、新入社員もこの二つへの理解を深めてもらうため研修のテーマとして扱っています。
前述している通り白岩工業では採用と教育に力を入れ、まずは採用活動で人を雇い、個人と会社の成長のため社員教育を大切にしています。
白岩工業という会社組織は、内定者教育や新入社員教育などで基礎を学び、その後現場に出て経験を積んだ個人が集まって成り立っています。そしてこの個人、つまり白岩工業の社員が一丸になって会社のクオリティを上げていくためには全員が同じ目標に向かって日々努力しなければいけません。
この目標こそが経営理念と会社方針です。すなわち、社員全員が経営理念と会社方針を深く理解して同じ方向へ向かって努力していくことで今後の会社の発展が見込まれます。
先の1年目今後の成長研修において「優秀な人材=会社方針に共感し、自ら考え行動する人」と定義しましたが、この研修を通して白岩工業の掲げる経営理念の根幹や、会社方針の内容などを深く理解することで新入社員にとっても今後自分たちはどんな目標に向かって努力していくべきかがわかるのではないでしょうか。
経営理念と会社方針それぞれの内容については、ここでは長くなってしまうのでまたいずれ別の記事にてご紹介いたします!
配属前面談
研修最終日、現場に配属される前日に面談を行います。
面談という名前ではありますが、現場に出ることへの緊張や不安を感じる人に対して少しでもマイナスの気持ちを払拭できるような話がメインになります。現場に出る新入社員の見送りの場のようなものと思ってください。
1年目の社員にとって現場で「わからないこと」があるのは当たり前のことです。無知や失敗を恐れずに現場でも一生懸命頑張ってください!
まとめ
今回の記事では白岩工業の新入社員研修についてご紹介しました!
研修の目的や「社員の目指すべき人物像」を明確にし、それに沿って現場で必要なスキル・知識についての教育や感性・人間性の教育といった内容で研修を組んでいます。新入社員研修をより高いレベルの内容から始めることができるのも、内定者時代より一貫して教育を行っているからこそ可能になります。
引き続き白岩工業では「採用と教育で日本一のサブコンを目指す」という目標に向けて、力を入れて取り組んでいきます!