不安を解消し入社後の研修の質を高めよう!白岩工業の内定者フォローについて
今回の記事では、白岩工業が、内定者に対して実施している「内定者フォロー」についてご紹介していきます。
そもそも内定者フォローとは何か?なぜ行うのか?どのような内容なのか?など・・・
この記事を通して、白岩工業における内定フォローの位置づけや、取り組みなどを知っていただければと思います!
内定者フォローとは
一般的に内定者フォローと言えば、内定者懇親会などで内定者同士の親睦を深める、採用担当者や時には先輩社員との交流の場を設け、社内の雰囲気を知ってもらう、などといった取り組みが挙げられると思います。
内定者同士、あるいは会社側と内定者側の接点を設け、お互いのことや会社を多少理解した上で入社することで、入社後のギャップ・ミスマッチを防ぐ役割などもあります。
白岩工業においても同様に、内定者懇親会や社員面談などの取り組みを行っています。しかし、白岩工業では、内定者フォローを「入社前教育」の場として捉えています。
ちなみに、入社後は4~6月中旬まで、およそ2カ月半にわたって「新入社員研修」を行っています。
では、なぜ入社後に研修期間を設けているにもかかわらず、それ以前の段階から教育に力を入れているのでしょうか。
内定者フォローを実施する理由
内定者フォロー(=入社前教育)を実施する理由は、大きく分けて2つあります。
1つ目は、内定者の不安解消と、入社後の研修の質をあげるため。2つ目は、内定者一人ひとりの、内定が出た時期や個人の能力などに合わせ、オーダーメイド形式で本人に必要な教育をするため。
ではそれぞれの理由について、具体的に説明していきます。
01. 内定者の不安解消と、入社後の研修の質を高める
内定者の皆さんは、4月より社会人になります。新しい環境に身を置くことに対して不安や緊張を抱く人や、学生から社会人へと気持ちをすぐに切り替えることができるか心配される方もいるかと思います。
そこで、4月の入社を迎える前の内定者フォローの段階で、業界や会社のこと、社会人としてのマナーなどに関する事柄を学ぶ機会を設けます。事前に新しい環境に対する知識を得ることで、漠然とした不安を解消することができます。
入社時に、ある程度業界や会社のことを理解していることによって、今後自分は何を学ぶべきか、どのような仕事に携わるのかなどのイメージが付き、新入社員によくみられる「思っていた会社・仕事と違う」といったギャップも防ぐことができます。
また、内定者フォローにおいて、会社や業界、社会人マナーなどを学んでおくと、入社後研修の質をあげることができます。
入社前の段階で基礎や導入部分を学ぶことで、本来ならばそこにあてる時間を、さらに踏み込んだレベルの高い研修にあてることが可能になります。より良い研修内容を組むことで、新入社員自身のその後の成長の速度やキャリアも変わっていきます。
02. 内定者一人ひとりに適した教育の実現
内定が出る時期は、学生によって異なります。また、個人によって、その人の強みや弱みは違います。入社後の研修は基本的には全体研修であるため、個人に沿った内容で研修を進めていくことは難しいです。
そこで、内定者フォローでは内定者と一対一で教育を実施。内定時期や本人の能力に合わせた、その人にとって必要なスキルやレベルでの教育=オーダーメイド形式での教育が可能になります。
4月の段階で、内定者全員がある程度同じレベルに達することができ、入社後研修の質も上げることができます。モチベーションの高い内定者に対しては、さらに進んだ教育を施すことも行っています。
このように、内定者フォロー(=入社前教育)を行うことで、入社時の不安の解消や、その後の研修の質を高めることが期待できます。
白岩工業株式会社の内定者フォローについて
ここでは、実際に白岩工業がどのような内定者フォローを実施しているのか紹介していきます。
人間性に関する教育
白岩工業では「挨拶」「感謝」「笑顔」この3つを大事にしています。
社会人、白岩工業として必要な人間性や、考え方についての話を研修ベースでしています。
ビジネスマナー研修
社会人としての心構えやマナーを学びます。
一般的には入社後の研修でビジネスマナーについて学びますが、入社時点で既に身についていると、本人に対する周囲からの評価もよりよくなります。
また、本来であればビジネスマナー研修にあてる時間を、他の質の高い研修にあてることができます。
現場見学
現場見学では、実際の作業現場や、そこで白岩工業の社員がどのように働いているのかを見てもらいます。施工管理職の仕事内容は言葉だけではわかりにくいため、現場見学を通して仕事へのイメージをより具体的に持ってもらう目的があります。
また、大型現場はなかなか見る機会がないので、実際に足を運び、現場の雰囲気や迫力を感じ取ってもらいたいとも考えています。現場を見学し、そこで働く人々と交流することによって、自分が建設業界で働くことへのイメージを持ってもらえると嬉しいです。
寮見学
白岩工業には、神奈川県横浜市鶴見区に2019年に完成した寮があり、寮見学も行っています。
親元を離れて寮に入る人が多いため、あらかじめ寮見学を実施し、また寮の食事も一緒にとってもらうことで親元を離れることへの不安を少しでも解消できればという目的があります。
ぜひ寮のパンフレットや寮内の写真を撮っていただき、ご両親にもお見せください!
土木部研修
土木部研修では、土木の基礎を学びます。
土木施工管理の仕事では、実際にどのような考え方をしているのか、どのような仕事の進め方をしているかといった、仕事に対する全体的なイメージを持ってもらう目的があります。
安全研修
新入社員は入社後の研修を経て現場に出ます。作業現場では危険と隣り合わせであり、業界全体で、適切な安全対策を講じて事故を防ぐ取り組みを行っています。
現場に出たばかりの新入社員が、SEQDCのうち唯一実践できるのが安全対策であるとともに、安全が何よりも優先事項であるという意識を内定者の時から持ってもらうために、安全研修を行っています。
個人面談
月1回ベースで採用担当者との個人面談を実施しています。
内定者フォロー教育での不明点の解消や、悩み、不安相談など、内容は個人によってそれぞれ。面談の機会を多く設けることで、会社への疑問の解消や安心感を持ってもらったり、相談しやすい親密な関係性を築くことができます。
社員面談の一例
●若手や以前現場に出ていた社員と会ってもらい、社内や現場の雰囲気を掴んでもらいます。
●営業所長や、現場・社員をまとめている人物と会い、自分が将来目指すべき人物像についてイメージすることや、いろいろなお話をしていただくことで、自らの視座を高める狙いがあります。
内定式・内定者懇親会
1~2回程度、懇親会を開き、内定者同士の交流の場を設けています。
内定式の様子はアルバムにし、ご家族の方にもお送りしています。
内定者フォローの実施効果
内定者フォローに力を入れたことで、入社時から挨拶・感謝・笑顔が徹底され、また話を聞く姿勢やメモを取る態度、声の出し方などが非常によくなりました。
社会人として、人として当たり前のことですが、入社の段階からそれらを「当たり前」として捉え実践できているのは、とても素晴らしいことです。
また、入社前に業界や会社に関する教育や、現場・寮見学、面談などを行うことで不安やギャップの解消や、入社後のイメージを持ってもらうことができました。
不安を抱えている状態や、自分は今後どのように働いていくのかわからないなど、漠然とした状態で入社後研修を受けるよりも、入社時に業界や会社を理解し、自分の働くイメージを持っている方が、研修に臨む姿勢も良くなります。
このように研修に対する心構えがしっかりとしていること、入社前に基礎的な部分の教育が済んでいることにより、入社後研修のレベルも上げることができました。
まとめ
今回は白岩工業の行っている内定者フォローについて紹介しました。
内定者フォローの期間をどのように捉え、そのために何を行っているかなどを知っていただけのではないでしょうか。
白岩工業に入社を決めてくれた学生に対し、より安心して入社を迎えてもらえるように、また今後の彼らのキャリア形成のためにも、これからもより良い内定者フォローを実施していきたいと思っております!