Person 白岩工業社員インタビュー(高木 義明 常務取締役 土木本部長)
自己紹介をお願いします
こんにちは、常務取締役土木部本部長の髙木です。
昭和63年に工業大学を卒業して白岩工業に入社し、新入社員研修後、神奈川営業所の前身である城南事業所に配属されました。
初めての現場は、首都高速道路の河川工事でした。そこで作業員さん方から多くの仕事を教わりましたが、3か月後にはその現場を引っ張る立場になっていました。
その後は鉄道工事現場を中心に配属され、東急東横線の代官山駅を始めに日吉駅、元住吉駅、桜木町駅などの高架化工事を経験してきました。鉄道工事以外にもトンネルのシールド工事や羽田空港の滑走路増設工事などの大規模な工事も経験してきました。
また、施主さんから直接工事を受注する元請工事も行い、工程や予算計画など工事を一から組立て施主さんと検討していくことも経験しました。その後営業所の運営にも加わるようになり、営業所と現場を掛け持ちして組織管理を勉強しました。
このような経歴のあと工事部長兼営業所長となり、平成20年4月に現職の土木部本部長につきました。
業務において心がけていること、大切にしていることは?
会長から教わった「三方よし」を一番大切にしています。
お得意先様である施主さん・元請さん、共に働く協力会社さん、そして白岩工業の社員全員の三方がみな幸せになれることを大切にしています。
そのために良いことも悪いこともすべて、しっかり報告・連絡・相談できるような雰囲気づくりを大切にし、よく話を聞き、理解し、スピード感をもって回答をすることを心掛けています。「現場で現物を現実に」を基本とした現場第一主義で現場管理を遂行しています。
業務で心がけていることが相手に伝わっていると感じるのは、どんな時ですか?
部下が積極的にやる気を見せて、元気よく仕事に取り組んでいる姿を見ると感じます。またお得意先様から見積依頼や打合せ依頼で会って話をすると、お得意先様社内で「現場第一主義」を基本とした当社の方向性が認識されていると感じます。
土木部をまとめるリーダーとして考えていることを教えてください
土木部は会社の売上に直結する部門なので、そのリーダーとして会社や従業員に対して「数字(受注・売上)」をしっかり追及してこだわるようにしています。そのほか従業員の現場でのお得意先様・協力会社さん・同僚からの評価もしっかりと聞き、社員配置や業務の割り振りを考えています。
土木部の社員は現場が職場ですから、毎日直接顔を確認することができません。そのため、1つでも多く現場を訪問して現場の雰囲気を確認し、現場所長としっかりコミュニケーションを取るようにしています。そこから現場状況や問題点そして解決できない今後の課題等を吸い上げ、本社で解決を目指していきたいと考えています。
このように、人間臭く泥臭い仕事だからこそ私はこの業界を選びました。
物造りを通じて得られるやりがいや、
工事の完成時の達成感について教えてください
土木工事は現場での一品生産です。似ているような構造物であっても、作り方や中身は大きく異なります。
当社は、ダム・トンネルなどの大型構造物や鉄道・高速道路など公共性の高い構造物を得意としています。これらの構造物の工事が進む状況を見ることで達成感がこみ上げてきます。工事が進む中で、ダム工事での打設開始や鉄道工事での線路切替など一大イベント的な工事過程もあり、随所で達成感を味わえます。
また、自分が携わった現場が竣工し多くの方が利用している様子を見ると更なるやり甲斐が湧いてきます。
お得意先様からの要望に応える際に心がけること、
それが達成された時の喜びなど教えてください
当社の事業は人と人とのつながりが非常に重要になります。
お得意先様の方はそれぞれ違った個性を持ち、当社に対するニーズのレベルも異なります。そのため、一方通行のコミュニケーションではなく相互通行のコミュニケーションをしっかりとらないとお得意先様の方と通じ合えません。相互通行のコミュニケーションを通して、当社に対するニーズを把握するように心がけています。
また、部下の成長もしっかりと考えるように心がけており、任せるところは任せています。その中で、部下のキャパシティーを超える部分をしっかり見定めフォローします。
部下の意見も大事にしつつお客様の意見も取り入れるように日々考えており、そのように一生懸命考えた結果がお得意先様に喜ばれた瞬間は格別な達成感です。辛いことも多いですが、このような達成感は何にも代えられません。
営業所、現場、社員、協力業者さん、作業員さんと一丸となって取り組む、
「現場」というプロジェクトに関われることに対する喜び
建設工事には、当社以外にも様々な職種・役割・立場をもった人がいます。当社はモノづくりに直接携わり、現場で職長や作業員に直接指揮を取ります。工事全体を統括するのがお得意先様であり、そのもとで当社は実際にモノづくりに関わり、「現場」・「お得意先様」・「施主様」すべてが良くなる「三方よし」を目指して施工管理業務を行います。
施工管理者は、「作業員・職長」といった直接モノづくりを行うプロフェッショナル集団に、適切に指示を出しながら作業を管理し、お得意先様のニーズを満たすモノづくりを目指します。
そして、工事全体を統括するお得意先様に対してはモノづくりを管理する主職としての役割を、プロフェッショナル集団に対してはリーダーとしての役割をそれぞれ認識して現場管理を進めます。現場の声をしっかりと把握し、現場の人たちが働きやすい環境を整え、お得意先様のニーズをしっかり現場に反映させることが施工管理です。
このように、施工管理者が異なる職種・役割・立場の人たちをまとめて一丸となってモノづくりに集中し良質のコミュニケーションを取ることで、事故やケガのない品質の良い工事現場が出来上がると喜びになります。
土木部の今後の目標を教えてください
これからも社会の住みよい生活環境づくりに携わるのでしっかりとした工事受注体制づくりを目標にして行きます。
そのために、現在・将来に渡りお得意先様が当社に求めるニーズをしっかりと把握しなければなりません。そして、そのニーズに対応できる社員を育成するため社員教育に力を入れて行きます。
当社の強みである技術力をしっかり次世代に受け継がせて(担い手確保)、困難な社会状況に安定した工事受注体制を維持できるようにします。
入社を考えている人へのメッセージをお願いします
当社は、地図に残り社会を代表する大型工事に携わってきています。
やり甲斐や社会貢献性が高い反面、業務に対する責任や熱意も相応に必要となります。私たちにはモノづくりへの熱意はもちろん、日々目標に向かって着実に努力できることや、お得意先様や作業員さんとの高いコミュニケーション能力が求められます。
また、現場で施工管理業務を行うなかで、やり甲斐や社会貢献性を感じながら取り組めます。モノづくりへの飽くなき熱意や現場を管理する責任感、そして自身の目標に向かって努力する継続力、コミュニケーション能力が身につきます。
そのような点を自身で考えてみて、現場で仕事をしてみたい、現場を動かしてみたいと思う方を、当社は心より歓迎します。是非ともに社会のインフラを支えて行きましょう。